ジジイの独り言 海がCO2を吸収して地球温暖化を抑制している?

温室効果ガスには温室効果はありませんので、海がCO2を吸収して地球温暖化を抑制していることは有り得ません。

 

ただ、地球に大気がないと仮定したときの理論上の温度はマイナス18℃にしかなりません。大気があると平均気温はプラス15℃になっています。これは国立環境なんちゃら先生の、いわゆる温室効果ガスのいわゆる温室効果などとは全く関係ありません(大笑い)で、地球取り巻く大気による温室効果(保温効果)によるものです。

 

大気の働きをもう少し詳しくいうと、地球は太陽のエネルギーを海水や地表面に蓄積して常に持っており、それに接している大気が海面や地表面から熱をもらって、大気の原子・分子が熱振動・ブラウン運動によって、大気はずっと太陽光1個分相当の大気温度/大気圧を得ています。

そこに太陽光が照射されると、地上面付近では一瞬前の大気のエネルギーと今現在の太陽光のエネルギーにより大気が断熱変化によりピーク時太陽光2個相当分程度のエネルギーを得ることになります。気温が上がると地表面・海面温度も上昇するので、温室効果はさらに成長します。もくもくとダイナミックに沸き上がる積乱雲をイメージしてください。

 

あと、越後屋原発ムラや推進派やネトウヨが、いっつも太陽のエネルギーと原発の温排水のエネルギーまたは人間が使うエネルギー全部と比較して、全然量が違うから云々と言いますが、太陽のエネルギーは毎年変わらないので、原発の分(100万kWあたり+7℃の温排水が毎秒70トン)が海水の表面にのみひろがります。そして温室効果によって更に気温上昇します。膨れ上がったエネルギーは大気・海水によって輸送されて周辺に広がっていきます。

温排水が問題にならないと主張されるのは結構毛だらけ猫はいだらけですが、原発ムラやニセ科学者のいつもの陳腐な間違った比喩や非科学的な、嘘・出鱈目・デマはいけません。きちんと理論的に中学生にもわかるように説明すべきです。

あと、人間が使うエネルギーが全部海水を暖めるわけではありません。大気中に放出された排エネルギーは、其れこそ太陽光の排エネルギーにくらべれば数桁小さいのでそれこそ問題にはなりません。(大気に蓄積されるエネルギーって非常に小さいので、あっという間に冷めてしまい、次の日にまで残ることはないです。海水は直ぐには冷めません)